長い。長過ぎる。
映像と音楽がひたすら良かったです。特に劇伴。のメインテーマみたいなやつ。ありゃ~ええわ。
その他は、科学ベースの物語の癖に割とパッションだけで押し切ってる部分が多かったという印象。雑な内ゲバ、雑な恋愛模様、雑な哲学……。頑張ってリフレインも入れようとしているが(正直度とか)、ズートピアとかと違ってしたり顔過ぎるというか色々と露骨すぎる。超必殺技のつもりで撃ったやつがせいぜい横強程度の威力にしかなってないみたいな。
マーフが畑を燃やしたシーンとかも分かりにくい。最終的には断片的な台詞を拾っていけば分かるのだけど、事態発生から理解(確信たる理解)に到るまで間が空きすぎている。
(トウモロコシ畑が炎上するシーンについて、「コーンの緑の葉は燃えない」と専門家からの指摘を受けて)
— 名演小劇場 (@meien_nagoya) March 26, 2020
「俺の映画では燃える」
───クリストファー・ノーラン(映画監督)#映画人の格言
こういう型の映画監督はやっぱりどうしても合わない。こういうのを「節」とか外連味と呼んでしまうようじゃあ三流。開き直りでしかないです。